MOTOマテリアル

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ヤマハ　ＴＺＲ２５０Ｒ

お客様のご紹介で、ご来店いただきました。
友人から不動の状態で譲り受けた車両だそうです。
ご自身で、エンジンがかかるところまでは修理されたそうですが、完調にはならずマテリアルに持って来られました。

さっそくバラしてみます。
予想通り、キャブレターの汚れが取り切れていないのと、エアクリーナーがデイトナ製の物が付いていて、そのフィルターが劣化していました。

キャブレターは、分解後キャブレタークリーナーに漬け込んで内外の汚れ、つまりを除去します。
ジェット類の細かい物は取り外して、別の容器で泡タイプのキャブレタークリーナで清掃します。

ジェット類を清掃後、確認しましたが腐食が激しいので、ジェット、フロート、フロートバルブ、パッキン類を新品に交換することにしました。

漬け込みが終了したキャブレター本体に、新品のインナーパーツを組んでいきます。
エアクリーナーも、純正の新品に交換して作業完了。
この年式のＴＺＲ２５０はＶ型エンジンで、キャブレターが前後のシリンダーでまったく違う位置に別々についています。
エアクリーナーも、それぞれのキャブレターに一個ずつ別々についています。
なかなか整備性の悪い作りですね・・・

エンジンを掛けてみてアイドリング、吹け上がりを確認後、試走してみます。
やっぱり２ストロークエンジンはよく走りますね、新車時に近い性能まで回復したと思います。